第99代内閣総理大臣、菅義偉首相が誕生して5日が経ちました。安倍内閣をベースにしながらも独自色を出しているなと感じます。水を得た魚のような菅首相です。

菅義偉首相の出生図を見てみたこともあり、この内閣はどうなるのか?いうもの興味があります。第99代内閣総理大臣の誕生した、2020年9月16日13時45分をイベントチャートで見るべきか、総理大臣誕生の出生図でみるべきか悩ましいのですが、イベントチャートはだいぶ苦手なので首相誕生の出生図としてまずは読んでみたいと思います。
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※StarFisherというソフトを見つけました。↓
3重円は出ませんが、ネイタルやイベントチャートだすくらいなら良いかも。
要は使い方がよくわからないというのもあります。
第99代内閣総理大臣誕生_菅義偉

まずはASCは山羊で支配星が土星ですが、1ハウスには現在の天空図を象徴する土星、木星、冥王星がコンジャクションとして入ってます。とかく木星に至ってはデトリメントでしかも土星とのコンジャクションでとても居心地が悪いでしょう。木星の示したい拡大や発展性を土星が安定を準ずるあまりかなり慎重?慎重と言うよりは下準備が念入りという感じがします。その2つの天体に、冥王星が覆い被さってます。(そんなイメージ)冥王星は何度も書いてますが「こだわり」、何かこうしたいという目標のために、この3天体の基本姿勢が土台にあると言えます。ASCです。

この1ハウスの木星、土星、冥王星のコンジャクションのアスペクトを見てみますと、なかなかハードな展開を迎えています。まずはMC(到達点)は「どのような内閣か?」になるでしょうか、MCのアスペクトをみると、火星とのオポジションがタイトにあります。火星は牡羊でルーラでとても強いですが、MCに対して動くか動かないかで均衡しているイメージです。ちょうど1ハウスの木星、土星、冥王星がとのtスクエアになってますから、行動するとか何かを発表するとかのタイミングを見定めるのにフラストレーションがたまるように思います。(慎重にだけどスピードあげて、ミスなく完璧であるみたいな感じ)行動がそのままMCの結果に直結しているのでかなり大変です。安倍政権のは見てないですが、これはかなりピリピリした緊張感のある内閣ではないかと思います。

MCは何を表しているのか、「到達点とはどこを目指しているのか」ですが、MCのサインは天秤で支配星が金星です。金星は8ハウスにあります。金星を何ととらえるかですが、人物のチャートでは無いので、金銭や経済に当てはめてみますと、8ハウスは私の解釈では「避けて通れないハウス」ですから、金星は10ハウスの水星とセクスタイルで、知力を絞って経済の再生に取り組むことを示しているのでは無いかと思います。ただ8ハウスの金星ですが、5ハウスの天王星とタイトなスクエアになってます。金融面で予期しないようなことが起こらないといいですが...。

後回しになってしまいましたが、太陽です。MCが到達点であり目標を持って目指すものを示すのに対して、太陽はそのためのその動き方、性質、意識とかになるのかも。9ハウスにあるのでこちらもかなり高いところに理想をもってます。この太陽は菅首相を表してます。太陽のアスペクトを見ますと、ノースノードの方がタイトですが、ちょっと置いておいて、1ハウスの木星(誠実)、土星(勤勉)、冥王星(強靱な精神)とトラインを形成しています。国民のために仕事をするという意思は本当のところだと思えます。またこの太陽は3ハウスの海王星とオポジション、海王星は曖昧にさせますから、総理になったと言っても「次への繋ぎ」に取られかねない、そう考えられている不安定さを示しているようにも思えます。それを払拭すべく、1ハウスの木星、土星、冥王星が調停しています。菅首相のネイタルチャートでも太陽は射手でルーラハウスの9ハウスにリンクしています。

太陽へハードなスクエアのノースノードですが、なんとなく思いつきで「意識の集約するところ」というイメージが浮かびました。菅総理の就任を面白くない人たち(自民党内部)、安倍政権の遺恨というか、モリカケしかりサクラしかり、めんどくさいものを残していってくれました。これらの処置はとてもハードな裏の調整といえますし、これをなんとかしないと自分色を前面にだせない、菅首相に立ちはだかるのはむしろ身内からと言えます。ですが、このノースノードはMCと火星のオポジションを調停しています。敵もいれば味方もいる。そんな事柄を示すノースノードです。こうしてみると、首相誕生のチャートも菅総理個人のチャートも示されていることは似ていると感じました。

ちょっと補足として、このチャートではあまり影響ないと思いますが、土星とノースノードがタイトなクインカンクス(150度)です。メジャーアスペクト同士はきっかり相手(天体)を自覚できるのに対して、150度のクインカンクスは相手の天体のことがみえない状況であり、このクインカンクスの問題はトランジットの天体やプログレスの天体によりヨードとなったときに問題が浮き上がってきたりします。6ハウスのノースノードは良くも悪くもこの菅政権を担うたくさんの人の力、そして1ハウスの土星とのクインカンクスは頑固、厳しいなどのマイナスの意味合いがくすぶっているとも言えます。ボディーブローのようにじわじわと効いてくる。

このような状態にトランジットやプログレスの天体でヨードを形成すると、表だった内部からの不満が出てくるかもしれません。8ハウスは前述したとおり、「避けて通れないハウス」でこの政権が国民のためにと掲げたテーマですからこれが表だって出てきたら政権を揺るがしかねないかなと思います。ですが、あくまでもこれを出生図とみればですし、トランジットは金星が来るくらいでそう影響はないです。クインカンクスのある人は気をつけてみた方がいいかもしれません。私などはセクスタイルの天体を土台に、トランジットの太陽がヨードを作ると毎年嫌なことが起こる時期がありました。

最後に月は何だろう...、揺れ動く国民感情としてみるなら、ASC、月、天王星はグランドトライン、印象良くとらえられていると思います。菅総理、個人のチャートやこの首相誕生のチャートを見た限りでは1年と言わずじっくりやってもらいたいなと感じました。右腕となる加藤官房長官にも興味が出てきました。

2020/09/21 12:14:43

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